映画に感謝を捧ぐ! 「リトル・ランボーズ」
映画感謝人GHMです。
今回はガース・ジェニングス監督の「リトル・ランボーズ」に
感謝を捧げようと思います。
1982年の映画「ランボー」に導かれ
自主映画作りへの道を突き進む少年2人の運命を描いた本作は
娯楽映画への愛と男気に彩られた青春映画であります。
宗教&家族論・男の友情・娯楽映画界の内幕
「ランボー」の名場面を駆使した小ネタの数々が
絶妙のバランスで配合されたストーリーと
場違いなまでの勇壮さと喜劇的ムードにあふれた演出が一体となる光景は
私に「友情劇・舞台裏映画・人情喜劇・社会派作品」を
同時に鑑賞したかのような感覚と
マニア心を大いに刺激する時間をもたらしました。
(1963年の映画「大脱走」系の小ネタがさりげなく挿入されている点。
アクション要素を重視するようになった理由の一端を示している点
感動的な幕切れを迎えた後の「ささやかな突っ込み」が
作品の歴史的価値とユーモア性を高めている点も見逃せません。)
本作こそ、映画界最高位の「ランボーネタ」・変化球的な癒し要素
過激なメッセージをユーモラスに写し出す技法を兼ね備えた作品であると言えるでしょう。
少年達の知恵と情熱によって
「低予算映画」が「大作にはない味わいと魅力を持った名作」へと
進化していく姿に心打たれる本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。