映画に感謝を捧ぐ! 「サティスファクション(1988年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はジョーン・フリーマン監督の「サティスファクション(1988年版)」に
感謝を捧げようと思います。
女性4人&男性1人で形成されたロックバンドの
「ひと夏」を描いた本作は
1980年代の娯楽映画技法を象徴する青春映画であります。
軽妙且つ技巧的な音楽&映像表現と
音楽映画&青春映画の王道を総動員したストーリー&キャラクターが
一体となる光景は
私に「音楽とストーリーが最高の相性で結ばれる」姿と
物語における「シリアスと脳天気さのバランスを保つ手法」の1形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(華々しい成功物語に背を向けて「ひと夏の思い出」に徹する
ストイックな精神を持った作品である点も見逃せません。)
まさに「MTV型青春映画界」の静かなる強豪作であると言えるでしょう。
アイドル映画と青春映画を融合させたかのような世界でありながら
西部劇の気配を感じさせる本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。