映画に感謝を捧ぐ! 「テキサス・クライム・ジャンクション」
映画感謝人GHMです。
今回はデウィット・セメル監督の「テキサス・クライム・ジャンクション」に
感謝を捧げようと思います。
テキサスの一角で巻き起こる
金とドラッグを巡る争いを描いた本作は
犯罪映画の定番を喜劇的に加工した作品であります。
欲望渦巻く犯罪アクションが
主人公を取り巻く「凶暴で愚かな人々」と
暴力的でありながらもユーモラスなアクション・シーンが一体となることによって
ドタバタ喜劇へと変化していく光景は
私に、「悲劇と喜劇の密接なつながり」と
「犯罪にかかわることの愚かしさ」を説教臭を感じさせることなく表現する手法の1形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(西部劇・犯罪映画・青春映画を融合させたかのような幕切れが
作品の癒し効果を高めている点も見逃せません。)
まさに「ホームドラマ&喜劇系犯罪映画」と呼びたくなる珍品であると言えるでしょう。
田舎町特有の素朴さで
罪と暴力にまみれた世界を笑い飛ばすかのような気分にさせてくれる本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。