映画に感謝を捧ぐ! 「天使の処刑人 バイオレット&デイジー」
映画感謝人GHMです。
今回はジェフリー・フレッチャー監督の「天使の処刑人 バイオレット&デイジー」に
感謝を捧げようと思います。
ドレスのために「殺人指令」を引き受けた少女2人の運命を描いた本作は
奇策的な作風に彩られたアクション映画であります。
凶暴でクールな暴力映画として幕を開け
人情劇→青春映画へと着地するストーリーを
多彩な演出法を駆使して映像化するという試みは
私に、ミステリー映画とは異なる形態の「意外性」と
「詩情ある暴力」の1形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(場違いなまでに「友情劇的な」幕切れが
他のアクション映画にはない余韻を放っている点も見逃せません。)
まさに「人情派殺し屋映画」と呼びたくなる異色作であると言えるでしょう。
軽い気持ちで「殺し屋」の道を歩んでいた少女達が
人生の重みに触れることによって変化していく姿に心打たれる本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。