映画に感謝を捧ぐ!「ブラインド・フィアー」

映画感謝人GHMです。

 今回はジョセフ・ルーベン監督の「ブラインド・フィアー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 自爆テロによって視力を失った女性に襲いかかる

 災難を描いた本作は

 奇抜な発想に彩られた「状況限定型アクション映画」であります。

 障害者を主人公にした題材にありがちな

 「悲劇を強調することによる感動誘発」に背を向けて

 暴力描写と「悲劇的状況をユーモラスに描く」表現法を重視した

 作品に仕立て上げるという試みは

 私に「シリアスな笑い」と「限定された状況で最善を尽くす人間の輝き」を

 同時体験する機会をもたらしました。

 (主演女優M・モナハンの美貌&肉体によって誘発される「犯人への共感」

 物語内に潜む「心理サスペンスに対する皮肉」

 ハッピー・エンドでありながらも怪奇的ムードを放つ結末となっている点も見逃せません。)

 まさに「サクセス・ストーリーとブラック・ユーモアが皮肉なバランスで共存する」

 アクション映画であると言えるでしょう。

 1968年の映画「暗くなるまで待って」をアクション映画的に加工することによって

 生を受けた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。