映画に感謝を捧ぐ! 「トータル・ディザスター」
映画感謝人GHMです。
今回はジェイソン・ボルク監督の「トータル・ディザスター」に
感謝を捧げようと思います。
謎の飛来物がもたらした大災害に立ち向かう
人々の運命を描いた本作は
懐メロ感満載のSF系災害映画であります。
アメリカ映画史上に残る災害映画&SF映画の定番要素を
総動員することによって作られた災害シーン&ストーリーを
軽やかに進行させることによって「突っ込みを入れる余裕」を封じつつ
軽量娯楽映画レベルのスリル&感動を提供しようという試みは
私に「パニック・ムービーを和やかな気分で鑑賞する」機会と
マニア魂を刺激される状況を満喫する機会をもたらしました。
(アメリカ映画界の大らかさとハッピー・エンド信仰を象徴する幕切れが
ブラック・ユーモア効果をもたらしている点も見逃せません。)
まさに「幕の内弁当系パニック・ムービー」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。
R・エメリッヒ+M・ベイの大作系成功作を有効活用する知略と
すべての事象を「軽量映画の枠内」で処理する節度が
ある種の感動を呼び起こす本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。