映画に感謝を捧ぐ! 「戦略大作戦」

映画感謝人GHMです。

 今回はブライアン・G・ハットン監督の「戦略大作戦」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ドイツ軍の金塊を狙う連合軍兵士の運命を描いた本作は

 変化球的な味わいを放つ戦争映画であります。

 欲望・不条理・死・謀略に支配された戦場を

 冒険活劇的スリルとブラック・ユーモア満載で描くという

 大胆不敵な挑戦は

 私に、戦争を「滑稽な営み」として見つめる感覚と

 「怪我の功名映画」の醍醐味を同時体験する機会をもたらしました。

 (戦争映画でありながら「心和む決着→幕切れ」へと着地することのよって

 悲壮感あふれる戦争映画とは異なる「反戦メッセージ」を放っている点も見逃せません。)

 まさに「冒険喜劇型戦争映画」と呼びたくなる珍品であると言えるでしょう。

 「第2次世界大戦」を冒険活劇&滑稽劇的なスタイルで描くことによって

 後年の「プライベート・ライアン」・「スペース・カウボーイ」・「スリー・キングス」に

 通じる道を切り開いた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。