映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・ボディガード(2002年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はマーティン・バーク監督の「ザ・ボディガード(2002年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 暗殺されたボスの遺志を継ぎ

 彼の娘を守ろうとする男の運命を描いた本作は

 闇鍋的な味わいを放つ極道映画であります。

 殺し屋&仇討ち映画・ドタバタ喜劇・恋愛劇を

 強引につなぎ合わせたかのようなストーリー&演出と

 場違いなまでに情緒のある音楽が一体となる光景は

 私に「陰謀と暴力に彩られた世界」の裏に潜む喜劇性を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (華麗なるラブロマンスから和やかなホームドラマへと転じる

 奇妙な幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「ジャンル融合型極道映画」界屈指の珍品と呼びたくなる

 作品であると言えるでしょう。

 名優A・クインの遺作であると同時に

 アクション俳優S・スタローンの持つ「イタリア風味」を有効活用した

 数少ない作品である本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。