映画に感謝を捧ぐ! 「黄色いロールスロイス」

 映画感謝人GHMです。

 今回はアンソニー・アスクィス監督の「黄色いロールスロイス」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 「黄色いロールスロイス」の数奇な運命を描いた本作は

 

 複数ジャンルを華麗且つユーモラスに駆け抜ける作品であります。

 短篇集の形態を取りながら

 恋愛映画・戦争映画・観光旅行映画・スター映画の特性を

 ことごとく網羅したストーリー

 各国から動員された華やかなる俳優・女優陣

 上品さと大作感を兼ね備えた舞台・小道具・音楽が一体となる光景は

 私に、特殊効果や映像テクノロジーからは生成されない「文化的スケール感」と

 大衆食堂的楽しさを同時体験する機会をもたらしました。

 まさに「ジャンル横断型恋愛大作」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 アメリカ流大作映画の醍醐味とヨーロッパ映画の味わいが

 絶妙のバランスで配合された本作と 

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。