映画に感謝を捧ぐ! 「ジングル・オール・ザ・ウェイ」

  映画感謝人GHMです。

 今回はブライアン・レバント監督の「ジングル・オール・ザ・ウェイ」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

 息子へのクリスマス・プレゼントを買うために奮闘する

 主人公の運命を描いた本作は

 ファミリー映画的明るさの中に風刺を込めたクリスマス映画であります。

 「クリスマス・プレゼントを買う」という行為を

 「活劇風味溢れるドタバタ喜劇」にしようという発想

 喜劇的話術&表情変化に挑むA・シュワルツェネッガーの勇姿

 漫画的楽しさに溢れたキャラクター造形

 クリスマスにこだわった音楽が一体となる光景は

 私に「ギャグ漫画的ストーリーの実写映画化」に挑む人々の心意気と

 子供の心と大人の技が絶妙のバランスで共存する姿を堪能する機会をもたらしました。

 (過去のA・シュワルツェネッガー主演作を活用した小ネタの数々

 脳天気な物語の中に込められた「資本主義に対する皮肉」

 ハッピー・エンドの後に訪れる「小さなどんでん返し」が

 良き調味料となっている点も見逃せません。) 

 まさに、家族&クリスマスへの愛と社会への警鐘を兼ね備えた

 「活劇系おとぎ話」であると言えるでしょう。

 アジア系アクション映画の技法と

 コミック・ムービー系特殊効果によって生み出された

 「活劇系の笑い」が冴え渡る本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。