映画に感謝を捧ぐ! 「クライ・ベイビー」
映画感謝人GHM(西村哲也)です。
今回はジョン・ウォーターズ監督の「クライ・ベイビー」に
感謝を捧げようと思います。
不良少年「クライ・ベイビー」とお嬢様の恋模様を描いた本作は
マニア御用達系監督J・ウォーターズ氏の
「暴れ馬ぶり」と「変化球的目線」が炸裂する爽快作であります。
格差恋愛映画の王道に
アクション・コメディ・ホラー・ミュージカル・社会派映画を詰め込んで
かき回したかのように進行するストーリー&演出は
私に「エネルギッシュな趣味人映画」の醍醐味
「アメリカの階級社会ぶり」を陽気にからかう精神
70年代的反体制精神と80年代的脳天気さが奇妙なバランスで共存巣感覚を
満喫する機会をもたらしました。
(次々と襲い来る「映画マニア的小ネタ」の嵐が
作品の味わいを高めている点も見逃せません。)
まさに「ジャンル融合型青春映画」の極限形態を示した作品であると言えるでしょう。
軽妙にして技巧的な悪食趣味&悪ノリによって「アメリカ社会の一端」を写し出した本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。