映画に感謝を捧ぐ! 「メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス」

 映画感謝人GHM(西村哲也)です。

 今回はエース・ハンナ監督の「メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 現代に甦った古代サメ「メガロドン」の闘いを描いた人気シリーズの1作目となる本作は

 便乗商品映画界の新星「アサイラム社」ならではの魅力を放つモンスター映画であります。

 過去の「海系モンスター映画」を臆することなく活用する精神

 モンスター・パニックの方程式を体現したストーリー&キャラクター

 強引なまでの勢いで絡んでくる「日本」

 経費節減&省力化精神を感じさせる特殊効果

 「モンスターの対決映画」と見せかけて肩すかしを食わせる策士ぶりが

 一体となる光景は

 私に「暇つぶし映画」の領域に留まることを良しとする謙虚さと

 

 映画界における「過去の成功作に敬意を払いつつ利用する」精神の醍醐味を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (箸休めとして挿入される「ロマンス」が物語の鍵になるという

 奇襲的発想を持った作品であるという点も見逃せません。)

 まさに「堅実派海洋モンスター映画」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 

 薄味な緊迫感&残酷描写によって

 心和やかに「世界の危機」を鑑賞させてくれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。