映画に感謝を捧ぐ! 「メリィ・ウィドウ」
映画感謝人GHMです。
今回はエルンスト・ルビッチ監督の「メリィ・ウィドウ」に
感謝を捧げようと思います。
もとにして作られた本作は
「ファンタジー性」に包まれた作品であります。
浮世離れした世界と少女漫画的な人間模様が交錯するストーリー
喜劇的でありながらも品のある映像&音楽
「童話の挿絵」のような雰囲気と技術力を兼ね備えた俳優・女優陣が一体となる光景は
私に「下世話な物語に文芸性を与える」妙技と
正統派歌劇の醍醐味を同時体験する機会をもたらしました。
(典型的ハッピー・エンドでありながらも「国家」への皮肉を感じさせる
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「華麗にして大衆食堂的なおとぎ話」と呼びたくなる快作であると言えるでしょう。
アイドル映画・ミュージカル・恋愛喜劇・政治風刺が
絶妙のバランスで共存する本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。