映画に感謝を捧ぐ! 「潜航決戦隊」

 映画感謝人GHM(西村哲也)です。

 今回はアーチー・L・メイヨ監督の「潜航決戦隊」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 W・R・バーネットの小説をもとにして作られた本作は

 時代と愛が生んだ恐るべき戦争映画であります。

 人類史における最大級の暗部「戦争」を

 美男美女・恋愛模様・特撮&活劇系アクションの限りを尽くして

 明るい娯楽映画に変えてしまうと言う

 大胆不敵な挑戦は

 私に、1940年代のアメリカを覆う「空気」の一端と

 愛国心・技術力・娯楽精神が一致団結する光景に

 接する機会をもたらしました。

 (映画史上まれに見る「アメリカ海軍礼賛系ハッピー・エンド」と

 なっている点も見逃せません。)

 まさに「アメリカ礼賛系戦争映画」史上屈指の華やかさ&恐ろしさを誇る

 作品であると言えるでしょう。

 「戦争の残酷さ」を見事に封じ込め、エンターテインメント化することによって

 娯楽的サービス精神の光と闇を写し出した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。