映画に感謝を捧ぐ! 「禁断のアンドロイド ギャラクシーナ」

 映画感謝人GHM(西村哲也)です。

 今回はウィリアム・サックス監督の「禁断のアンドロイド ギャラクシーナ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 宇宙船「インフィニティ号」の乗組員たちによる

 奇妙な冒険を描いた本作は

 慎ましくも豪快なSF映画界の珍品であります。

 1980年の軽量SF映画でありながら

 1960~70年代のSF映画の特性を有効活用しつつ

 後年のSF映画の先取りを行うことに挑むという

 恐るべき挑戦者精神は

 私に、マニア魂溢れる作品世界と映画的ハッタリ精神の醍醐味を

 満喫する時間と

 科学の発展における「愛&性欲」の重要性を目の当たりにする

 機会をもたらしました。

 (正々堂々と「ご都合主義」の王道を行くストーリー展開

 女性型ロボットに扮した「悲運の女優」D・R・ストラットンの放つ

 「人形美人」オーラ

 突如として挿入される「西部劇・ホラー青春映画要素」

 馬鹿馬鹿しくも爽快な「宇宙の救われ方」が

 作品の味わいを高めている点も見逃せません。)

 

 まさに「スター・ウォーズ系SF映画」史上まれに見る

 闇鍋感を誇る作品であると言えるでしょう。

 「スター・ウォーズ」等が切り開いた道を進むと同時に

 「ブレードランナー」・「ターミネーター」等に通じる道を切り開きながら

 マニア御用達の領域に留まりつづける謙虚さが

 ある種の感動を呼び起こす本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。