映画に感謝を捧ぐ!「歌え!ロレッタ 愛のために」
映画感謝人GHM(西村哲也)です。
今回はマイケル・アプテッド監督の「歌え!ロレッタ 愛のために」に
感謝を捧げようと思います。
女性歌手ロレッタ・リンの生涯をもとにして作られた本作は
心技体が一体となった実話系映画であります。
ショービジネスの光と闇、ホームドラマ要素とサクセス・ストーリー要素
シリアスとユーモア・娯楽的盛り上げと現実感・演技力と歌唱力・映画的技術と愛情が
一作品の中で平和的共存を果たす光景は
私に「華やかさと哀愁はカードの表裏である」事を目の当たりにする機会と
均整のとれた映画の醍醐味を満喫する時間をもたらしました。
(スター的な美男美女を避けることによって
「王道的ストーリー」に説得力を与えるキャスティング・センス
R・リン&P・クラウンの名曲を最大限に生かす音楽センス
ライブ感覚溢れる「終幕→エンドロール」がもたらす
心地良い後味も見逃せません。)
まさに「アイドル映画風伝記映画」の歴史に輝く強豪作であると言えるでしょう。
最高の相性で結ばれたスタッフ・キャスト・音楽によって
模範解答的でありながらも人間味のある作品となった本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。