映画に感謝を捧ぐ! 「ビッグママ・ハウス」
映画感謝人GHM(西村哲也)です。
今回はラジャ・ゴズネル監督の「ビッグママ・ハウス」に
感謝を捧げようと思います。
潜入捜査官マルコムの奇妙な活躍を描いた
人気シリーズの1作目となる本作は
マニア性とコント的笑いが炸裂する刑事映画であります。
「スパイ映画+刑事映画」という素材に
バラエティ番組的な笑い&ホームドラマ的な人情要素を
調味料として加える事という映画的料理実験は
私に、シリアス作品の中に潜む「笑いの種子」を
活劇&陰謀劇的スリルを保ちながら育てていく妙技を
堪能する機会をもたらしました。
(ミュージカル的な魅力を持った作品である点も見逃せません。)
まさに「ドタバタ喜劇系潜入捜査映画」と呼びたくなる快作であると言えるでしょう。
「張り込み」・「ミッション・インポッシブル」・「トッツィー」
「天使にラブ・ソングを・・・」の持ち味と
1970年代とは異なる形の「ブラック・パワー」が融合することによって生を受けた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。