映画に感謝を捧ぐ! 「ディープコア2000」
映画感謝人GHM(西村哲也)です。
今回はロドニー・マクドナルド監督の「ディープコア2000」に
感謝を捧げようと思います。
地殻変動による地球崩壊の危機を描いた
人気シリーズの1作目となる本作は
軽量娯楽映画の持つ「可能性」を示したSF映画であります。
パニック映画・冒険映画・陰謀劇の方程式に沿って進行するストーリーを通じて
アメリカの核爆弾信仰&中国不信を鮮明化したストーリーと
「世界の危機」をアクション映画的破壊描写&字幕による説明で表現した映像が
一体となる光景は
私に「心静かに世界の危機を堪能しつつ、アメリカとのつきあい方を学ぶ」時間と
軽量映画的ハッタリ精神&省力化の醍醐味に触れる機会をもたらしました。
(パニック・ムービーが「懐メロ的俳優との再会&堅実派の脇役俳優を輝かせる場所」で
あることを示している点や
アメリカ流ハッピー・エンドの粋を尽くした幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「パニックSF型アメリカ論」と呼びたくなる珍品であると言えるでしょう。
「アルマゲドン」・「スペース・カウボーイ」の遺産を継承しつつ
「ザ・コア」に先んじて
地底から始まる世界の危機に挑んだ本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。