映画に感謝を捧ぐ! 「アバランチ 雪崩」
映画感謝人GHM(西村哲也)です。
今回はポール・シャピロ監督の「アバランチ 雪崩」に
感謝を捧げようと思います。
山荘で雪崩に襲われた父子3人の運命を描いた本作は
複数の「アクション映画要素」が共存する作品であります。
災害映画&冒険活劇の世界に「犯罪映画」を乱入させることによって
スリル&サスペンスを多様化させようという発想と
スター映画的的人間模様の生成や感動誘発を抑制し
「軽量娯楽映画」に徹する節度が一体となる光景は
私に「賞&評論家受け」よりも
大衆娯楽的サービス精神を重んじる映画の尊さと
適正なスケール感を保ったストーリー&演出を重視する
映画のありがたみを示してくれました。
(活劇的ヒーローよりも「庶民性」を重視したキャラクター造形が
作品の親近感を高めている点も見逃せません。)
まさに「定番商品の良さ」を体現したアクション映画であると言えるでしょう。
「白い肌の異常な夜」・「クリフハンガー」・「バーティカル・リミット」を合体させ
ホームドラマ要素を加えることによって生を受けた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。