映画に感謝を捧ぐ! 「猛進ロイド」

 映画感謝人GHM(西村哲也)です。

 今回はサムテイラー&フレッド・ニューメイヤー監督の「猛進ロイド」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 H・ロイド扮する作家志望の青年と

 富豪令嬢との恋模様を描いた本作は

 多彩な顔を持ったサイレント系恋愛喜劇であります。

 評論家&出版業界に対するブラック・ユーモア

 ドタバタ喜劇・格差恋愛劇・各種乗り物を駆使した奪還系アクションが

 一堂に会するという類い希なる現象は

 私に「娯楽的サービス精神&乗り物アクションの可能性」の壮大さに触れる機会と

 業界の舞台裏を覗く楽しさをもたらしてくれました。

 (後年の映画に対する「遺産」となった最終決戦→幕切れも見逃せません。)

 まさに「デパート型恋愛喜劇」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 恋愛喜劇でありながらアクション映画の「道しるべ」になるという

 離れ業を可能にした本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。