映画に感謝を捧ぐ! 「失われた世界」
映画感謝人GHM(西村哲也)です。
今回はノーマン・ドーン監督の「失われた世界」に
感謝を捧げようと思います。
海賊に捕らえられた女性2人を救うために旅立った
男たちの運命を描いた本作は
1996年の映画「フロム・ダスク・ティル・ドーン」を凌ぐほどの
闇鍋ぶりに驚かされる怪作であります。
冒険活劇・恋愛劇・モンスター映画・パニック映画の世界を
彷徨い続けるストーリー&演出
暴力的なまでに繰り出される「説明台詞」
モンスター映画の常識を打ち破る「巨大生物」の行動が一体となる光景は
私を「漂流的映画鑑賞」へと誘ってくれました。
(「恋愛映画的ご都合主義」と「映画的ハッタリ精神」が融合することによって
脳天気なハッピー・エンドが「ブラック・ユーモア的幕切れ」へと進化していく姿を
見せてくれる作品である点も見逃せません。)
まさに「コンビニ系娯楽映画」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。
複数ジャンルをつまみ食いする貪欲さと
怪物的なまでの「ハッピー・エンド&英雄願望」に彩られた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。