映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・ダイバー」
映画感謝人GHM(西村哲也)です。
今回はジョージ・ティルマンJr監督の「ザ・ダイバー」に
感謝を捧げようと思います。
潜水士カール・ブラシアの生涯をもとにして作られた本作は
高度な平衡感覚&サービス精神によって生を受けた実話系映画であります。
社会派とスポーツ映画の特性をバランス良く配合する平衡感覚と
アメリカ社会の「暗部」に触れながらも
「娯楽的スリル&盛り上げ」を失うまいとするサービス精神が一体となる光景は
私に「楽しく歴史を学ぶ」喜びと
「不幸の強調」に依存しないポジティブな感動を味わう機会もたらしました。
まさに「正統派偉人伝」の醍醐味を象徴する作品であると言えるでしょう。
「意外な展開&どんでん返し」を封じられた直線的な物語を
映画的技巧によって輝かせる姿に心打たれる本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。