映画に感謝を捧ぐ！ 「金星怪人ゾンター」
映画感謝人ＧＨＭ（西村哲也）です。
感謝を捧げようと思います。
１９５６年の映画「金星人地球を征服」の
再映画化作品となる本作は
省力化＆変化球精神溢れるＳＦ映画であります。
侵略者に立ち向かうヒーローよりも
「侵略者の手先」となった人間の信念＆葛藤に着目するという発想
モンスター映画、パニック・ムービー、サスペンスを融合させたストーリー
残酷な状況を「視覚的インパクト」を抑制して映像化する手法
特撮感あふれるメカ＆モンスターデザインが一体となる光景は
私に「信念」に生きる人間が背負う孤独と
仲間＆愛する者たちが敵となる恐怖を
和やかな気持ちで見つめるという類い希なる状況をもたらしました。
（肩すかし的でありながらも悲壮感溢れる決着から
強引に「教訓劇的ハッピー・エンド」へと向かう豪快さを持った
作品であるという点も見逃せません。）
ある意味本作は「最小限度のＳＦ的アイテム」によってＳＦ的ムードを生み出すことに挑んだ
挑戦作であると言えるでしょう。
「ボディ・スナッチャー」系映画と「未知との遭遇」を合体させたかのような気配と
小規模映画特有の「リラックス感」が冴え渡る本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を！！！。
