映画に感謝を捧ぐ! 「バトル・オブ・アトランティス」
映画感謝人GHM(西村哲也)です。
今回はジャレット・コーン監督の「バトル・オブ・アトランティス」に
感謝を捧げようと思います。
巨大ロボットと共に怪獣に立ち向かう
男女3人の運命を描いた本作は
便乗商品映画界の雄「アサイラム」ならではの
勇気・知恵・感動に溢れたSF映画であります。
同年のSF映画「パシフィック・リム」の便乗作であることを
臆することなく世に示す勇気
肩すかし的なストーリー&アクションを「青春映画&パニック映画要素」によって
補おうとする知恵
玩具感あふれるモンスター&メカデザインがもたらす「童心的感動」が一体となる光景は
私に「小規模映画の微笑ましさ」と「話題作に対する尊敬」の一形態を
満喫する機会をもたらしました。
(主人公の「モンスター的耐久力」に驚かされる幕切れが
アメリカ流怪獣映画の宿命を体現している点も見逃せません。)
まさに「怪獣ごっこ系SF映画」界屈指の大胆さを誇る珍品であると言えるでしょう。
暇つぶし規模のスケール感・安物感あふれる映像によって生成される
陽性の馬鹿馬鹿しさが
大作系SF映画にはない「リラックス感」を与えてくれる本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。