映画に感謝を捧ぐ! 「天空が燃えつきる日」

 映画感謝人GHM(西村哲也)です。

 今回はパオロ・オイシュ監督の「天空が燃えつきる日」に

 感謝を捧げようと思います。

 

  隕石群がもたらす地球滅亡の危機を描いた本作は

 軽量な外見に「教科書的価値」を宿したSF映画であります。

 軽やかな「理論武装」による説得力の生成

 「段階的に状況を盛り上げる」手法によるスリル&サスペンスの維持

 各種娯楽要素を融合させたキャラクター造形

 不安感&高揚感をかき立てる特撮&音楽が一体となる光景は

 私に「小規模映画&大作映画作り」の見本を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (「科学への信頼と恐れ」がSF映画の根幹を

 成していることを示している点と

 論理性よりも娯楽的爽快さを重視した

 対処法&幕切れとなっている点も見逃せません。)

 本作こそ「SF系パニック・ムービーの原石」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。  

 各種SF要素&災害要素を動員することによって

 後年の娯楽大作に対する道しるべとなった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。