映画に感謝を捧ぐ! 「バトルロワイヤル・アイランド」

映画感謝人GHMです。

 今回はマイケル・スー監督の「バトルロワイヤル・アイランド」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 TV番組主催の「ゲーム」に参加した

 囚人たちの運命を描いた本作は

 豪快な皮肉と彩られた怪作であります。

 約1時間17分の世界において

 犯罪映画・アクション・ホラーを合体させたストーリーと

 TV番組とTVゲームを融合させた映像表現&キャラクターが

 一体となる光景は

 私に「暴力を娯楽の一種と見なす」・「即物的残酷描写に魅了される」

 「論理性よりも勢いを重視する」こそが我々の本能であることを

 思い知らされる機会をもたらしました。

 (「娯楽的貪欲さ&残酷さ」を象徴するかのような

  幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「凶暴にして軽快な娯楽論&人間論」と呼びたくなる一品であると言えるでしょう。

 「バトルランナー」・「バイオハザード」等の遺産を継承し

 情緒やロマンスではなく「闘い」で人間を語る姿に心打たれる本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。