映画に感謝を捧ぐ! 「レイジングプラン」

映画感謝人GHM(西村哲也)です。

 今回はオズ・スコット監督の「レイジングプラン」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 骨董品「スパニッシュ・ジャッジ」を巡る騒動を描いた本作は

 教科書的&大衆食堂的な魅力を持ったアクション映画であります。

 「計画」の本番よりも前後に重きを置いたストーリーを

 暴力・毒物・台詞の嵐・映像技を駆使して描くという試みは

 私に「ユーモアとバイオレンスの平和的共存」と

 「映画的ハッタリ&辻褄合わせ」の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 本作こそ「Q・タランティーノ流」の映画界における影響力と

 犯罪映画本来の魅力を象徴する一作であると言えるでしょう。

 

 暴力と薬物を操る男女を「虚言」によって翻弄する主人公の姿が

 倫理の枠を超えた「爽快感」を生み出す光景に驚かされる本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。