映画に感謝を捧ぐ! 「女ガンマン 皆殺しのメロディ」
映画感謝人GHM(西村哲也)です。
今回はバート・ケネディ監督の「女ガンマン 皆殺しのメロディ」に
感謝を捧げようと思います。
夫を殺され、レイプされた女性と
彼女の師匠となった賞金稼ぎの運命を描いた本作は
娯楽的貪欲さに溢れた仇討ち西部劇であります。
男心をくすぐる「お色気・銃撃戦・修業」と
「逆境から立ち上がる女性」の輝きが共存するストーリー
濃厚なる外見を放つ俳優・女優陣
娯楽的エネルギーに溢れた音楽
ホラー風味漂う暴力描写が一体となる光景は
私に「男性向け映画と女性向け映画を同時に見る」感覚と
暴力の光と影を娯楽的に表現する妙技を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(回想シーン・スローモーションへのこだわりに満ちた最終決戦と
「暴力&憎悪の空しさ」を歌い上げたエンディング・ソングが放つ
皮肉な味わいも見逃せません。)
まさに「凶暴な大衆食堂西部劇」と呼びたくなる爽快作であると言えるでしょう。
イタリア西部劇の香り漂う暴力&性描写・甘いロマンス・活劇的アクション
スポーツ映画的師弟関係が炸裂する本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。