映画に感謝を捧ぐ! 「底抜けもててもてて」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジェリー・ルイス監督・主演の「底抜けもててもてて」に  感謝を捧げようと思います。  「底抜け」シリーズで名を成した喜劇俳優J・ルイスの  初監督作となる本作は  欲求と技法が暴走するドタバタ喜劇であります。  昨今の「ハーレム系アニメ」と4コマ漫画を  合体させたかのような状況を  TVバラエティ・舞台・ミュージカルを融合させたかのような  表現法で映像化するという試みは  私に、TVの手法を取り入れつつ、映画を守ろうとする人々の心意気と  男性的欲求を喜劇的に極めんとする精神が一体となる姿を    目の当たりにする機会をもたらしました。  (実話系映画をからかうように幕を開け  戦争映画をからかうかのように幕を閉じるという  大胆さを持った作品である点も見逃せません。)  まさに「空間限定型ドタバタ喜劇」史上屈指の  にぎやかさ&華やかさが炸裂する作品であると言えるでしょう。  喜劇精神&見世物精神溢れる「著名人の活用法」  壮絶なる効果音&動作・小ネタをつなぎ合わせて物語風にする手法が  台風の如く荒れ狂う姿に圧倒される本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!.