映画に感謝を捧ぐ! 「絶叫屋敷へいらっしゃい!」

  映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はダン・エイクロイド監督・出演の「絶叫屋敷へいらっしゃい!」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 炭坑の町「ヴァルケンヴェニア」で巻き起こる怪事件を描いた本作は

 遊技場的な笑いに満ちた喜劇映画であります。

 ホラー&冒険活劇にありがちな状況を

 ドタバタ喜劇化したストーリー・演出・キャラクターが

 出たこと勝負的に突き進む光景は

 私に「怪奇恐怖&暴力と脳天気な笑いを隔てる壁」が崩壊していく姿と

 小道具&音声による「バラエティ番組系テクニック」を

 映画の中で追求していくエネルギーに接する機会をもたらしました。

 (ホラー映画的結末を「ギャグ漫画」の手法で映像化した

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「アトラクション型恐怖コメディ」と呼びたくなる珍品であると言えるでしょう。

 地域系ホラーの定番をドタバタ喜劇の世界に変えようという発想と

 喜劇役者たちの「一人二役」を堪能させてくれる本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。