映画に感謝を捧ぐ! 「ブギーマン(2005年版)」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はスティーブン・ケイ監督の「ブギーマン(2005年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

悪魔「ブギーマン」の伝説をもとにして作られた

人気シリーズの1作目となる本作は

不利な状況下での奮闘ぶりに心打たれるホラー映画であります。

 ホラー映画特有の「人体破壊&お色気」を抑制し

 怪現象を主人公の周辺のみに絞ることによって 

 妄想とも現実とも解釈可能な世界が生成されていく現象は

 私に「異常心理劇とモンスター映画の融合」の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (エンドロール後に訪れる「後日談」が

 ホラー映画的ビジネス精神の一端を象徴している点も見逃せません。)

 まさに「心理攻撃系ホラー」と呼びたくなるような一品であると言えるでしょう。

 ホラー映画でありながら

 残酷描写よりも虚実の交わりを重視した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。