映画に感謝を捧ぐ! 「フラッシュバック・キラー」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です

 

 今回はジョン・ペニー監督の「フラッシュバック・キラー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 車で夜道を走る男女2人の運命を描いた本作は

 時間&空間を縦横無尽に駆けめぐるサスペンス映画であります。

 少ない登場人物&定番的なストーリーを

 回想&夢シーン・時系列操作の多用によって

 複雑怪奇な状況へと変化させる手法は

 私に「思考の迷路に迷い込んだ感覚」と

 サスペンス映画における「論理性維持」の難しさを

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (無理矢理感とある種の感動に彩られた奇妙な幕切れとなっている点も

 見逃せません。)

 まさに「時間&記憶の暴走」を体感する作品であると言えるでしょう。

 反則的な二転三転&ホラー的描写の嵐によって

 サスペンスとホラーを継ぎ接ぎしたかのような世界を生み出した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。