映画に感謝を捧ぐ! 「サンタクローズ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジョン・パスキン監督の「サンタクローズ」に  感謝を捧げようと思います。    「契約」によってサンタとなった男の奮闘を描いた  人気シリーズの一作目となる本作は  「ディズニー的サービス精神」で真っ向勝負を挑む姿が心地よい  クリスマス映画であります。  コミック・ムービー風味と「大人心と子供心の複雑な関係」を  合体させたストーリーと  アトラクション・ムービー&ドタバタ喜劇の技法が一体となる光景は  私に「ディズニーの伝統芸と1990年代の映画技法の平和的共存」と  クリスマス映画の醍醐味を同時体験する機会をもたらしました。  (アメリカにおける「西部劇の影響力」を体現したかのような空気を放つ  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「童話&少年漫画風クリスマス映画」と呼びたくなる  作品であると言えるでしょう。  ディズニー映画特有の「童心礼賛」とSF的特殊効果が  豪快且つユーモラスに突き進む姿が  「ファミリー向けクリスマス映画」の効能を体現する本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。