映画に感謝を捧ぐ! 「カリブの反乱」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はエドワード・ドミトリク監督の「カリブの反乱」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 独立戦争時代のアメリカに対するフランスの非公式援助

 「1000万ドルの金塊」を巡る攻防を描いた本作は

 「歴史の娯楽的活用」の一端を示した作品であります。

 犯罪映画の王道とアメリカ独立戦争の内幕を融合させるという発想と

 海洋冒険活劇とサスペンスを融合させた演出&ストーリーが

 一体となる光景は

 私に「娯楽映画で歴史を学ぶ」手法の一形態と

 映画作りにおける「適性なスケール感」を保つことの大切さを

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (歴史法則の一つ「結果が過程を正当化する」を象徴する

 ハッピー・エンドとなっている点も見逃せません。)

 まさに「冒険活劇&犯罪劇入り戦争映画」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 航海における「宝物&女性」の危険性・海上アクション

 1800年代の国際情勢を融合させることによって

 後年の「スリー・キングス」等に対する道しるべとなった本作と

 

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。