映画に感謝を捧ぐ! 「好きと言えなくて」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はマイケル・リーマン監督の「好きと言えなくて」に
感謝を捧げようと思います。
小さな嘘が生んだ奇妙な三角関係の行方を描いた本作は
浮世離れ感と現実感が共存する恋愛喜劇であります。
恋愛喜劇の王道に即したストーリー&キャラクター造形
青春映画風味とサスペンス風味を兼ね備えた演出&音楽
スター性を押さえた「親近感」のある俳優・女優陣が一体となる光景は
私に「典型的イメージ」に精神に拘束された人間の悲哀と
少女漫画的な状況に説得力を与える妙技を目の当たりにする機会をもたらしました。
(俳優・女優陣を陰で支える「動物陣」の活躍と
後日談に時間を割かず「盛り上げの最高潮」で幕を閉じる堅実さが
作品の味わいを高めている点も見逃せません。)
まさに「コミック調ラブ・コメディ」の秘めたる強豪作であると言えるでしょう。
恋愛論・刑事コンビ映画・ドタバタ喜劇の個性がバランス良く配合された本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。