映画に感謝を捧ぐ! 「メガ・ピラニア」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はエリック・フォースバーグ監督の「メガピラニア」に
感謝を捧げようと思います。
人々の運命を描いた本作は
過剰さが支配するモンスター映画であります。
論理性を無視して、過剰に成長していくピラニア
過剰なまでに盛り込まれた空撮
凄まじく親切な人物紹介
主演男優P・ローガンの過剰なまでの肉体が
王道的なストーリーにエネルギーと特殊なユーモアを与える光景は
私に「パニックとドタバタ・コメディの近似性」と
モンスター映画特有の「何でもあり化」が極限まで肥大化する現象を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(「ジョーズ」を模したような決着から
山積する問題点&謎を曖昧化したハッピー・エンドへと向かう流れが
歴史における「勝てば官軍」ぶりを象徴している点も見逃せません。)
まさに「やり過ぎ系モンスター映画」の雄と呼びたくなる珍作であると言えるでしょう。
危機的状況&残酷描写の連打でありながらも
心緩やかに楽しめるという
類い希なる状況をもたらした本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。