映画に感謝を捧ぐ! 「メガ・ピラニア」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はエリック・フォースバーグ監督の「メガピラニア」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ベネズエラで発生した巨大ピラニアに立ち向かう

 人々の運命を描いた本作は

 過剰さが支配するモンスター映画であります。

 論理性を無視して、過剰に成長していくピラニ

 過剰なまでに盛り込まれた空撮

 凄まじく親切な人物紹介

主演男優P・ローガンの過剰なまでの肉体が

王道的なストーリーにエネルギーと特殊なユーモアを与える光景は

  

 私に「パニックとドタバタ・コメディの近似性」と

モンスター映画特有の「何でもあり化」が極限まで肥大化する現象を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (「ジョーズ」を模したような決着から

 山積する問題点&謎を曖昧化したハッピー・エンドへと向かう流れが

 

 歴史における「勝てば官軍」ぶりを象徴している点も見逃せません。)

 まさに「やり過ぎ系モンスター映画」の雄と呼びたくなる珍作であると言えるでしょう。

 危機的状況&残酷描写の連打でありながらも

 心緩やかに楽しめるという

 類い希なる状況をもたらした本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。