映画に感謝を捧ぐ! 「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960年版)」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はロジャー・コーマン監督の「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 1986年に作られた同名映画の原作となる本作と

 合理的且つ多彩なモンスター映画であります。

 ドタバタ喜劇・ホラー・サスペンス・アクションをバランス良く配合した

 ストーリー&演出によって

 安物感溢れる舞台&モンスターにユーモア・スリル・哀愁がもたらされる光景は

 私に「娯楽的サービス精神&合理性」の素晴らしさを満喫しつつ

 笑いと恐怖・狂気と正気が「紙一重」の位置にあることを

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (悲劇でありながらもコメディ風味を感じさせる幕切れが

 人生の奥深さ&因果応報の法則を写し出している点も見逃せません。)

 まさに「ブラックユーモア系モンスター・ホラー」の雄と呼ぶにふさわしい

 怪作であると言えるでしょう。

 大衆食堂映画界の英雄&アメリカ映画界の黒幕R・コーマン氏の

 技法&思想によって

 80年代版とは一味違う味わいを放つ本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。