映画に感謝を捧ぐ! 「ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はフランク・オズ監督の「ペテン師とサギ師 /だまされてリビエラ」に
感謝を捧げようと思います。
イタリア&フランスの観光地「リビエラ」で繰り広げられる
詐欺師二人の奇妙な対決を描いた本作は
陽気なユーモアと戦術が冴え渡る犯罪喜劇であります。
M・ケイン&S・マーティンの特性を生かしたキャラクター造形
頭脳戦・ドタバタ喜劇・観光旅行が混ざり合ったストーリー&演出
軽やかでありながらも品のある音楽が一体となる光景は
私に「映画におけるキャラクター作りの重要性」と
どんでん返しサスペンスとドタバタ喜劇が「紙一重の存在」であることを
目の当たりにする機会をもたらしました。
(コミカルな雰囲気の中に「友情」を感じさせる
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「喜劇系対決映画」の雄と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。
ジェントルマン詐欺師と感動系詐欺師のユーモラスな闘いが
エンターテインメントの「秘めたる本質」をえぐり出す本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。
追伸 東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福と
被災地域の復興を祈ります。