映画に感謝を捧ぐ! 「エイリアン・ネイション」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はグレアム・ベイカー監督の「エイリアン・ネイション」に
感謝を捧げようと思います。
地球外からの「移民」とコンビを組むことになった刑事の
運命を描いた本作は
SFとアクション映画の王道が混ざり合う作品であります。
刑事コンビ映画の定番要素とエイリアンを合体されることによって
娯楽要素を保ちつつ「人種問題」を写し出そうという実験は
私に「異文化交流の醍醐味」を満喫しつつ
「奴隷制度の構図」に触れる機会をもたらしました。
(娯楽的派手さよりも男気&サクセス・ストーリーの魅力を重んじた
決着の付け方となっている点も見逃せません。)
まさに「社会派風SF活劇」の閑かなる強豪作であると言えるでしょう。
娯楽アクションを網羅する堅実さと
映画における「エイリアンの可能性」を有効活用する知略によって
後年の「メン・イン・ブラック」などに通じる道を切り開いた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。