映画に感謝を捧ぐ! 「バイオレンス・レイク」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はジェイムズ・ワトキンス監督の「バイオレンス・レイク」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 休暇旅行中のカップルに襲いかかる恐怖を描いた本作は

 青春映画とホラー映画が混ざり合う事によって生まれた

 「巻き込まれサスペンス」であります。

 旅先でのトラブルによる「ストレス」と

 不良集団の凶行が増幅することによって

 モンスター映画の領域に到達するストーリー&演出は

 私に、旅行における「三十六計逃げるにしかず」精神の大切さと

 恐怖&悪意の増幅性を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (理不尽極まる決着でありながら「ハッピー・エンド」の気配を感じさせる

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「トラベル・モンスター映画」と呼びたくなる怪作であると言えるでしょう。

 ホラー映画の王道的図式にひねりを加え

 段階的に状況を悪化させることによって

 

 旅行の心得を説くという賭けに挑んだ本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。