映画に感謝を捧ぐ! 「キートンの警官騒動」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はバスター・キートン&エディ・クライン監督の「キートンの警官騒動」に  感謝を捧げようと思います。
バスター・キートン傑作集 3 【DVD】
ハピネット・オンライン
商品種別DVD発売日2015/03/27ご注文前に、必ずお届け日詳細等をご確認下さい。倉庫B関連ジャ


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 運命の悪戯によって警察に追われる身となった  男の運命を描いた本作は  先見性と独自のスケール感を兼ね備えたサイレント喜劇であります。  勘違いの連鎖を駆使したバラエティ番組的笑いから  物量攻勢&体技の限りを尽くした大逃亡劇へと変化していくストーリー&演出は  私に「テロ対策映画・ゾンビ映画・巻き込まれサスペンス」に通じる流れと  ドタバタ喜劇の根源に「権力に対する不信感」が宿っていることを  目の当たりにする機会をもたらしました。  (「夢敗れた人間」の自己破壊をコミカルに描いた幕切れが  「人生は悲劇であり喜劇でもある」事を写し出している点も見逃せません。)  まさに「サイレント喜劇流娯楽論」と呼びたくなる一作であると言えるでしょう。  主演男優B・キートンのクールな物腰より繰り出される「天然ボケ殺法」と    暴力装置と化した「良識」によって葬られていく人々への思いが  融合することによって生を受けた本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。