映画に感謝を捧ぐ! 「M10.0 ロサンゼルス大地震」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はデヴィッド・ギダリ監督の「M10.0 ロサンゼルス大地震」に  感謝を捧げようと思います。 LAに迫る巨大地震発生の危機に  立ち向かう人々の運命を描いた本作は   アメリカ映画気質溢れる自然災害映画であります。  「災害描写をコミカルにする」・「自然災害を人災と見なす」  「人力で解決しようとする」といった要素を  直球的に繰り出す精神は  私に「いかなる状況であっても人間の力を信じる」・「常にユーモアを欠かさない」  「家族愛を重んじる」アメリカ精神の醍醐味と  暇つぶし映画的サービス精神の幸福な結婚の形を  目の当たりにする機会をもたらしました。   (「主人公周辺以外の被害状況から巧みに目を背ける」  「勧善懲悪的決着→ユーモラスなやりとり」という  アクション映画の定番要素を押さえた幕切れとなっている点も  見逃せません。)      まさに「アメリカ流災害映画」史上屈指の優等生ぶりを発揮する  作品であると言えるでしょう。  アクション・ホラー・SF・ホームドラマの定番要素と  地震を組み合わせたかのような香りを放つ本作と  生きて映画を見ることのできる幸せにに深い感謝を!!!。