映画に感謝を捧ぐ! 「テキサスの旋風」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はD・ロス・レダーマン監督の「テキサスの旋風」に  感謝を捧げようと思います。 別人になりすまして牧場を守ることになった男の  運命を描いた本作は  西部劇の娯楽的可能性に挑んだ作品であります。  西部劇映画1本の中に  潜入捜査映画・対決映画・喜劇要素  「人間と肩書きの関係」に対する一考察を詰め込むという試みは  私に「娯楽西部劇の秘めたる雄大さ」と  ヒーロー映画とチームバトルの平和的共存の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (突如として「どんでん返しサスペンス」が乱入する幕切れと  なっている点も見逃せません。)  まさに「七変化西部劇」の雄と呼びたくなる一作であると言えるでしょう。  1940年の映画「レベッカ」に通じる空気と  西部開拓時代の「司法事情」を兼ね備えた本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。