映画に感謝を捧ぐ! 「グランド・クロス ジャッジメント・デイ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はスティーヴン・R・モンロー監督の「グランド・クロス ジャッジメント・デイ」に
感謝を捧げようと思います。
山沿いの町を襲う天変地異に立ち向かう
親子の運命を描いた本作は
凄まじいほどの「闇鍋感」に満ちた災害映画であります。
災害映画、宗教系ホラー、ロールプレイング・ゲーム
社会派、クリスマス映画を
バランス感覚や論理性を気にすることなく詰め込んだストーリー&映像は
私に「世界滅亡の危機をご町内のトラブル規模に抑制する」荒業と
趣味人的作劇法の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(「ハッピー・エンド教」の香り漂う
壮絶にして脳天気な幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「ファンタジー・ホラー・パニック・ムービー」の
称号にふさわしい怪作であると言えるでしょう。
「オーメン」・「ロード・オブ・ザ・リング」・「ツイスター」
「ミスト」等を合体させることによって
パロディ映画の香り漂う災害映画となった本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。