映画に感謝を捧ぐ! 「サイボーグ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアルバート・ピュン監督の「サイボーグ」に
感謝を捧げようと思います。
無法地帯と化した未来を彷徨う戦士の
運命を描いた本作は
合理性&暇つぶし精神溢れるSF映画であります。
未来と呼ぶにはあまりにも「現代的」な舞台を
少年漫画的なキャラクター&アクション
西部劇の流れを汲むストーリー
コミック・ムービー風サイボーグで補うという手法は
私に「荒廃した未来」という設定の有り難みと
軽量映画ならではの「省力化」ぶりを堪能する機会をもたらしました。
(「敵を倒す」事以外の目標を気にすることなく
幕を閉じる潔さを持った作品である点も見逃せません。)
まさに「西部劇風SFアクション」史上屈指の珍品であるといえるでしょう。
主演男優J・C・ヴァン・ダム&敵将V・クラインの放つ
「コミック・オーラ」と
キャノン・フィルムズならではの素朴すぎる映像&暴力的な物語が
CG満載のSF映画とは異なる親しみやすさと味わい深さを感じさせる本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。