映画に感謝を捧ぐ! 「ブロンクス物語」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はロバート・デ・ニーロ監督・主演の「ブロンクス物語」に  感謝を捧げようと思います。
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2014-04-28

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 チャズ・パルミンテリの一人芝居を  彼自身の脚色&出演で映画化した本作は  主人公の成長過程を通じて「ニューヨーク」を写し出す  極道映画であります。  暴力・悪意が渦巻く「罪深き世界」をクールな目線で写し出したストーリー&演出  残酷な暴力場面に「穏やかな懐メロ」を挿入する手法  「人種のるつぼ」を体現する俳優・女優陣が一体となる光景は  私に「1960年代のNY」を旅する感覚と  説明台詞や勧善懲悪に依存することなく「暴力&差別の空しさ」を  描ききる技術力&精神力  アクション映画とは異なる「暴力」の形を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (悲劇的でありながらも哀しみに溺れず  未来への希望&絆の再生を示す幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「極道系日常劇」の雄と呼ぶにふさわしい強豪作であると言えるでしょう。  1970~90年代の「R・デ・ニーロ関連作」と  C・パルミンテリの半生が融合することによって  詩情と凶暴性が入り交じった世界を形成する本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。