映画に感謝を捧ぐ! 「電気屋敷」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はバスター・キートン&エディ・クライン監督の「電気屋敷」に  感謝を捧げようと思います。
バスター・キートン傑作集 4
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 運命の悪戯によって  電気技師になった男の運命を描いた本作は  コミック・ムービーと社会派の味が混ざり合った  サイレント喜劇であります。  ホームドラマとアトラクション・ムービーを  合体させたかのような道具の数々  SFとドタバタ喜劇を組み合わせたストーリー  サイレント喜劇特有の「活劇的ユーモア」が  一体となる光景は  私に「テクノロジーに対する期待&不安」を  サイレント喜劇的に表現する妙技を  堪能する機会をもたらしました。  (ハッピー・エンドと悲劇の中間に立つ  変化球的な幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「サイレント喜劇式科学論」と呼びたくなる  作品であると言えるでしょう。  ホラー映画や怪獣映画とは異なる形で  映画の見世物性&メッセージ性を体現した本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。