映画に感謝を捧ぐ! 「電気屋敷」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はバスター・キートン&エディ・クライン監督の「電気屋敷」に
感謝を捧げようと思います。
運命の悪戯によって
電気技師になった男の運命を描いた本作は
コミック・ムービーと社会派の味が混ざり合った
サイレント喜劇であります。
ホームドラマとアトラクション・ムービーを
合体させたかのような道具の数々
SFとドタバタ喜劇を組み合わせたストーリー
サイレント喜劇特有の「活劇的ユーモア」が
一体となる光景は
私に「テクノロジーに対する期待&不安」を
サイレント喜劇的に表現する妙技を
堪能する機会をもたらしました。
(ハッピー・エンドと悲劇の中間に立つ
変化球的な幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「サイレント喜劇式科学論」と呼びたくなる
作品であると言えるでしょう。
ホラー映画や怪獣映画とは異なる形で
映画の見世物性&メッセージ性を体現した本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。