映画に感謝を捧ぐ! 「東京ドドンパ娘」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回は井田探監督の「東京ドドンパ娘」に
感謝を捧げようと思います。
1961年の同名歌謡曲をもとにして?作られた本作は
商業映画精神の一端を写し出す
異色のアイドル映画であります。
ドタバタ喜劇的に繰り広げられる「陰謀劇」に
流行歌&流行ものを加えることによって
話題性を増幅させようという手法は
私に、時代に合わせて「王道」を加工する技法の一形態と
ドタバタ喜劇とサスペンスの近似性を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(豪快極まる形で「主題歌」を絡ませたハッピー・エンドが
ライブ的な楽しさを高めている点も見逃せません。)
まさに「便乗系音楽喜劇」の雄と呼ぶべき
一作であると言えるでしょう。
「メディア・ミックス」の醍醐味と人情劇の醍醐味が
奇妙なバランスで共存する本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。