映画に感謝を捧ぐ! 「アクア・クリーチャーズ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジェームズ。・カレン・ブレザック監督の「アクア・クリーチャーズ」に  感謝を捧げようと思います。  ウミヤツメの大量発生に立ち向かう  人々の運命を描いた本作は  「ジョーズ」などに対する敬意の一形態と  戦争映画&サクセス・ストーリーの醍醐味を  兼ね備えたモンスター映画であります。  飢餓感・物量・勇猛さによって魚類の常識を超越し  人間社会を破壊していく「ウミヤツメ軍団」の勇姿は  私に「弱者」とされ、軽んじられている存在が  力を合わせて「強者」を打ちのめす高揚感と  パニック・ムービーの王道がブラック・コメディの領域に達する光景を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (太古より続く「魚類の生命力」を再認識させてくれる  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「魚類パニック映画」屈指の  珍妙なる爽快感&笑いを感じさせる作品であると言えるでしょう。  パニック・ムービーの方程式を忠実に再現する緻密さと  作り物感溢れるCG&極度のホラー志向が放つ  「無意識のユーモア」が微笑ましい本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。