映画に感謝を捧ぐ! 「ラスト・ショット」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジェフ・ナサンソン監督の「ラスト・ショット」に
感謝を捧げようと思います。
1980年代に行われたFBIの極秘作戦を
もとにして作られた本作は
ユーモアと映画愛に溢れた実話系映画であります。
マフィア逮捕のため、映画界に「潜入」したFBI捜査官が
脚本家との交流を通じて
映画作りの魅力に取り憑かれていく姿を通じて
映画作り&犯罪捜査の舞台裏をのぞき見るという状況は
私に「映画」の持つ麻薬的魅力と
「ものつくり」のドラマ性をユーモラスに表現する妙技を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(映画業界人の持つ「不屈の精神」を体現した幕切れが
青春映画的な輝きを放っている点も見逃せません。)
まさに「実話系サスペンス・コメディ」界の
静かなる異色作であると言えるでしょう。
映画界の危険な内幕に触れながらも
ユーモア精神&ポジティブ精神を失わない姿に
心打たれる本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。